●排出泥土搬出用及び使用硬化材料の運搬回数を大幅に削減出来るため、
工事箇所周辺の振動・騒音公害を低減できるとともに、
搬送に伴う二酸化炭素の発生量を削減できます。
●建設汚泥を減容化することで最終処分場の逼迫、
不法投棄などの環境保全対策に寄与できます。
従来品との比較
●効率的な硬化材料の注入手法により、
従来工法に比べて排出泥土量を約50%以上低減できます。
●使用硬化材料および用水量を30%以上削減できます。
従来工法の注入方式は削孔開始時点から
削孔対象土当たりの注入硬化液を混合攪拌しています。
一方、ECW工法は注入区間対象土当たりの注入混合液を混合攪拌し、
造成ソイルセメントの体積膨張を利用して造壁しているため、
硬化材の使用量を大幅に低減するとともに、
排出泥土(建設汚泥)も大幅に低減することが可能になりました。
→詳しくは従来工法とのコスト比較をご覧ください。
経済性
●建設汚泥運搬処分費が最大50%以上低減できます。
●硬化材料費および用水費が最大30%以上削減できます。
●特別な機械経費(減容化プラントなど)が不要です。
●5軸削孔機(φ550〜φ650)の1set当りの施工量が、
従来工法の3軸削孔機(φ550〜φ650)の2倍となり
工期が短縮されるため削孔工費が大幅に削減できます。
従来のソイルセメント連続壁の先行削孔併用方式によっても困難であった
玉石層、岩盤層の削孔が容易かつ確実に施工できます。
硬質地盤での単軸オーガの孔曲がり、多軸錐軸の削孔・引き上げ不能による地中残置、
芯材挿入精度不良などの問題を解決しました。(※ECW-Ⅰ型)